「麗しの島」台湾のことをそう呼びます。
私の中でも、まったくその通りです。
多分、20年くらい前だと思うのですが、
柴田書店から出ている書籍で、都市をテーマにした食文化の本があり、
そのシリーズの台湾編に図書館で出会いました。
本の中の台湾は、あまりにも魅力的すぎて、
「ここは絶対に好きだ!食べ物も相性がいいはず!」
と確信的に思いました。
街角にある小さな屋台達に、レストランの茶色くない中華料理達。
粉ものが多く、それも厚ぼったくなくて瑞々しそう。
それと、写真に写っている人達の笑顔の多さ。
その本は、台北から台南まで網羅されており、
何度となく借り続けては、うっとりと眺めていました。
(1994/9月号のdancyu「東洋元気食堂」で特集された台湾も素晴らしくて、これも今も大事に取ってあります。)
それと、若かりし日、某フランス系紅茶屋で働いていたのですが、
そこで台湾のお茶に出会ったのも、台湾に惹かれるひとつの要因でした。
はじめて飲んだ「凍頂烏龍茶」の薫りの素晴らしさに驚き、
また、今まで飲んだ烏龍茶とはまったく別物のやさしいお味にも感激したのを憶えています。
その後、はじめて訪れた台湾は、私自身のかなり強い思い込みを
こわすことなく、思っていた以上に素晴らしい土地でした。
友人達によく言うのは、
「関節がゆるみ、体の中の気が通る」と感じることです。
初夏に訪れると、暑く湿気も多いのですが、それでも元気になれるのです。
友人が言った名言があります。
「女子の桃源郷だね。」
私もそう思います。
台湾のこと、少しずつご紹介できたらと思います。